刺激を求め、記録する。刺激を与え合いながら、みんな生きてる。
五感を刺激し、頭脳を刺激し、精神を刺激し、刺激される。
満足するまで、安心するまで、尽き果てるまで。
なのに何かが違う。空回りする神経、思考、感情。
どれだけ多くを貪っても、どれだけ多くを試みても、語っても、行っても、握りとった雪の結晶のごとく、幻の様に消散していく。あるいは甘美な毒となり、一時の快感を与えた後に私という存在を内から破壊していく。
誤魔化しではいけない。逃避ではいけない。
自分にとって何が正しくて、何が本物なのかは、本当は自分だけが知っている。
「唯我のみぞ足る」を知ることが孤独にするのなら、今はひとまず、孤独でもいい。
プリミティブに回帰しなければ、自分という存在のシステムをリストアすることはできない。
天上天下、唯我独尊。