美容皮膚科
美容皮膚科を受診される方へ
皮膚疾患の治療の多くが肉眼的にせよ顕微鏡的にせよ“見た目の改善“をもって評価される様に、皮膚に関するトラブルや悩みの多くは審美面の悩みと切っても切り離せない関係にあります。
同様に、美容に関するお悩みが必ずしも自費・自由診療になるとは限らず、保険診療の範囲内で治療可能な場合も多々ございますので、まずはお気軽にご相談ください。
施術を受けられる方へ
以下につきましてあらかじめご了承ください
・15分以上遅刻された場合は、キャンセル扱いとなる場合がございます。
・遅刻された際は、お申込みいただいた施術メニューをお受けできない場合があります。
・キャンセルやご変更される場合には施術の2日前までにご連絡をお願いします。
しわの種類
① 乾燥(表皮じわ)
皮膚の表面の角質層と言われる部分の水不足が原因で生じる浅くて細々としたしわです。
メイクのよれなどで気づくこともありますが、そのまま放っておくと、しわの数が増えて繋がり、大きなしわになる恐れがあります。
乾燥の原因には、気温や湿度低下といった環境要因、加齢による肌の水分保持力の低下等があります。
② 紫外線(真皮じわ)
肌の弾力に重要なコラーゲンを作り出す線維芽細胞が、紫外線ダメージによって劣化することで生じる深くて大きいしわです。たるみが生じた目の下や口まわりにできやすいです。
③ 表情じわ
「表情じわ」というしわは、笑ったり、怒ったりするときに、表情筋という筋肉の収縮(緊張)によって、眉間、目尻、口の横、額などにできるしわのことです。
表情じわは本来一時的なものですが、表情の癖として定着した場合や、表情筋とよばれる顔の筋肉がこわばった場合にできます。
加齢や紫外線ダメージで弾力を失った肌は柔軟性が低く、跡が消えずにシワになってしまいます。
しみ・ソバカスの種類
ソバカス
(雀卵斑様日光性色素斑)
直径数ミリ以下の丸い斑点のような顔に生じる茶褐色の小さな斑点で、頬や鼻の周りなどに多く出ます。遺伝性が強く、3歳ごろから見られ、思春期に特に目立つようになります。
肝斑(かんぱん)
30歳前後、多くは中年以降から出始めます。両側の頬部にみられる、くすんだような色素沈着、皮膚の色がワントーン暗く見えるシミです。慢性的な皮膚への刺激、紫外線暴露、妊娠中にでる肝斑(妊娠性肝斑)もあり女性ホルモンが関連して発症するといわれています。また、レーザー治療で悪化するといわれています。
ニキビ
思春期ニキビ
思春期(10代~)のニキビは、額や頬にできることが多く、成長期における皮脂の過剰分泌が原因です。毛穴に皮脂が詰まりやすくなり、ニキビの原因となるアクネ菌が繁殖しやすくなります。
皮脂の分泌が多いTゾーンにできやすいのが特徴です。
大人ニキビ
思春期を過ぎ、大人になってからできるニキビが「大人ニキビ」です。「吹き出物」と呼ぶこともあります。アゴや口周りにできることが多く、ストレスやホルモンバランスの乱れや、毛穴の角質が硬く狭くなり毛穴が詰まりやすい状態になることも原因のひとつとされています。
メイクの落とし残しや紫外線による皮脂の酸化によって悪化することもあるため、洗顔や紫外線ケアも大切です。
ニキビ跡
〇 ニキビ跡の赤み
ニキビ跡の赤みとは、ニキビの原因菌が消失し、毛穴に詰まった皮脂が排出されても、炎症が残っている状態です。炎症が起きると、肌は修復しようと毛細血管が集まります。その毛細血管が赤みの原因です。
〇 色素沈着
ニキビ跡の色素沈着とは、肌がニキビを回復しようとするときに、メラニン色素が増産され、ニキビが治った後もメラニン色素が肌に残っている状態です。
毛穴
原因1:皮脂の過剰分泌
毛穴には「皮膚を守る」という重要な役割があります。しかし、乾燥や紫外線を浴びるなどのさまざまな要因が重なって皮脂の分泌量が過剰になると、毛穴がどんどん押し広げられ、毛穴がとても目立つ状態になってしまいます。毛穴がぽつぽつと大きく見えるのに加えて、テカリが気になる場合は、皮脂の過剰分泌が原因となっているかもしれません。
原因2:加齢によるたるみ
加齢などが原因でコラーゲンやエラスチンなど肌のハリを保つ成分が減少すると、肌がたるんでしまい、ほおの毛穴がタテに伸びて目立つようになってしまいます。ほおを指でピッと引っ張ると毛穴が目立たなくなる場合は、たるみが原因かもしれません。
くすみの原因
なぜ肌はくすんでしまうのでしょうか?
主に次の4つが挙げられます。
■ 紫外線によるくすみ
紫外線や摩擦で刺激すると、肌は自らを守るため肌の中にメラニンという黒い色素を生成します。通常はターンオーバーによって自然と排出されるはずが、過剰なメラニンの産生やターンオーバーの乱れによって肌にメラニンが残ってしまうことで、くすみを引き起こします。
■乾燥によるくすみ
潤いのある肌はきめが整っていて肌表面がつるんとしているため、均等に光を反射し美しく見えています。しかし、乾燥によって肌のキメが乱れてしまうと、光が均一に反射せず乱反射してしまうため、光の量が不足して暗くくすんで見えてしまいます。
■血行不良によるくすみ
血行不良によって血液やリンパの流れが滞ると、肌の組織や細胞に十分な栄養分が行き届かず、老廃物が溜まってしまいます。その結果、顔色が悪く見えたり、肌ツヤの低下、ターンオーバーの乱れなどを引き起こし、くすみとして肌に現れてしまいます。全体的に顔色がトーンダウンして、暗くくすんで見えます。
■角質によるくすみ
いわゆる角質肥厚と呼ばれる状態です。ターンオーバーが乱れて、古い角質が排出されずに肌の表面に残ってしまうと、肌がゴワついて透明感も失われてしまいます。ですが、古い角質を落とそうとゴシゴシ洗顔してしまうのは逆効果。肌への刺激で、くすみが悪化するだけでなく、シミになってしまうことも。
多汗症
多汗症は汗が通常よりも多くでて日常生活に支障をきたす疾患群のことです。 主に全身の汗の量が多い「全身性多汗症」と部分的に汗の量が多い「限局性多汗症」があります。 汗が多く出やすい部分としては、頭や顔・手のひら・足の裏・足の側面・ワキの下などが挙げられます。
当院でおこなっている施術
原発性局所多汗症の症状は?
以下の項目のうち、2つ以上当てはまる場合に診断されます。
- 発症年齢が25歳以下である
- 過剰な発汗は左右対称性である
- 睡眠中は発汗が止まっている
- 家族内に同じような症状の人がいる
- 週1回以上、多汗の症状がある
- 日常生活に支障をきたす程の発汗である
ボトックス注射について
当クリニックでは「腋窩多汗症(えきかたかんしょう)」(ワキ汗)に対するボトックス注射を行っております。ボトックスを注射することで、発汗に関わるアセチルコリンを抑制して、汗の量を減らす治療法です。
※症状によっては、保険診療での治療が可能となります。一度ご相談ください
薄毛
髪の分け目が薄くなった、頭頂部が薄い、抜け毛が増えた…。男性のお悩みはもちろんですが、髪の悩みで薄毛に悩む女性も多く、最近、増えているのが若い女性の男性型脱毛症です。男性型脱毛症の一番の原因は、ストレスといわれています。
当院でおこなっている施術
AGA(男性型脱毛症)の原因
男性型脱毛症(AGA)は、成人男性によくみられ、一般的に遺伝や男性ホルモンによる発毛サイクルの乱れなどが原因とされています。
思春期以降に額の生え際や頭頂部の頭髪がどちらか一方あるいは両方から薄くなり、徐々に進行していくのが特徴です。
何もせずに放置しておくと脱毛症状がゆっくり進行してしまうので、早い段階でご自身にあった治療法をすることで、AGAの進行を止めたり、改善したりの効果が見込まれます。
以下のようなお悩みや症状のある方はご相談ください
- 家族に薄毛の人がいて不安だ
- 生え際や頭頂部が薄くなってきた気がする
- 抜け毛が増えた気がする
- 髪のハリやコシが無くなった
- 細くて短い髪の毛が多くなった
- 育毛剤や発毛シャンプーの効果がなかった
- 食生活や生活リズムが乱れている
ピアス
当院ではピアスホール作成は耳たぶのみに行っており、最も金属アレルギーを起こしやすいニッケルの含まれていない素材のピアスを装着します。医療用ピアスガンを用いて装着しますので、こちらで指定するピアスのみが使用できます。ピアスの持込みはご遠慮ください。金属アレルギーがあると思われる患者さんには、最も安全なチタンのピアスをお薦めしていますが、チタンでも絶対にアレルギーが起こらないというわけではございませんので、ご了承ください。
※ピアスホール作成には健康保険は使えません。そのため自費診療になります。
当院でおこなっている施術
方法
- マーカーペンで穴をあける位置にご自身で印をつけていただきます。
- 耳たぶの消毒をします。
- ピアスガンで一瞬のうちにピアスホールを形成し、ピアスを装着します。
- アフターケアについての説明があります。
注意事項(安全性と予想される副作用)
- ピアスホールを形成後、感染を起こす可能性があります。何日も赤く腫れたり、痛みが続くようでしたら来院してください。ピアスをつけている間は、常に感染の危険性があります。
- 体質によってはピアスの穴周辺にしこりができたり、周囲の皮膚が盛り上がる可能性があります。
- 金属アレルギーを起こしにくい素材のピアスを匠着しますが、それでも金属アレルギーを起こす方がいらっしゃいます。
- 耳たぶが厚い人は、ピアスあるいはキャッチが皮膚の中に埋まってしまう可能性があります。
- 耳たぶの「きわ」にピアスの穴をあけると、耳たぶが裂けてします可能性があります。